OutlookExpress6のトラブル処理と便利な使い方

25番ポートブロック

 メールサーバーの、セキュリティ対策のため、25番ポートがブロックされる仕様に変更されています。突然送信ができなくなるなどのトラブルは、送信ポートを変更することで解消されます。

メールアカウントのエクスポート

 新しいパソコンにメールの設定をするとき、メールアカウントをエクスポートしておくと、設定の際のアカウント・パスワード・サーバー情報などが、簡単にインポートできます。OEを起動して、ツール・アカウント・メールで、エクスポートしたいアカウントを選択し、エクスポートのボタンをクリックします。保存先は、取りあえずデスクトップでよいでしょう。拡張子iafのファイルが作られます。1KBも無いのでフロッピーなどに保存しておきます。新しいパソコンで、同様にOEを起動し、ファイル・インポート・メールアカウントのインポートを選び、エクスポートしておいたファイルを指定すれば、設定が取り込まれます。他のパソコンに設定を移すときなど、アカウントをエクスポートしたファイルもバックアップしておけば、いちいちプロバイダーの情報を確認しなくて済みます。

BCC(ブラインド・カーボン・コピー)を使う

 宛先やCCに複数のアドレスを入れて送信すると、送った人のアドレス情報が見えてしまいます。また、受け取った相手が「全員に返信」を選ぶと、全員にメールを送られてしまいます。お知らせなどを複数の相手に送りたいとき、かつ送った人のリストを隠したいときは、アドレスを全てBCCに入れて送ります。こうすれば、送った相手には、他に誰に送っているか知られずに済みます。メーリングリストなどを使わなくとも、BCCで同様なことができます。BCCを使う場合も、本来の宛先は空欄で構いません。全員をBCCに入れても、送信は可能です。

踊る電子メール

 OutlookExpressでは、HTMLメールに「ひな形」というものがあります。壁紙や画像がセットされていて、パーティーの案内状などが簡単に作れるものです。しかし、最初から入っているものはすぐ飽きてしまいます。そこで、Webに公開されている創作のひな形をインストールすると、楽しいメールが作れます。
http://homepage2.nifty.com/OdoruEmail/hina.htm に、様々なタイプのひな形があります。気に入ったものをマイドキュメントにダウンロードします。これをWクリックして解凍すると、ひな形に追加されます。
 OEを起動し、メッセージ→ひな形→ひな形の選択と進むと、インストールしたものが選べます。サンプルに従って文面を書き直せばできあがりです。これらは、JavaスクリプトやVBスクリプトを使っているので、相手が使っているメールソフトによっては見られません。OutlookExpress4以降を使用している人にだけ送って下さい。また、OE6を使っている人の場合は、ウイルス対策のセキュリティがかかっているので、見られないことがあります。その場合は、ツール・オプション・セキュリティを「インターネットゾーン」にしてもらってください。若干大きなメールになるので、くれぐれも送る相手を選んで下さい。 サンプルが、このボタンで見えます。

ウイルス対策

 メールのプレビューを表示する設定になっていると、たまたま先頭にウイルスメールがあると、これをプレビュー画面で開いてしまいます。プレビューウインドウは便利な機能でしたが、しばらくはこれを使わないようにしておきましょう。表示・レイアウトと進み、「プレビューウインドウを表示する」のチェックを解除します。バージョン4では多少表現が異なりますが、プレビューしないようにするのは同じです。表示・表示項目の設定で、添付とサイズは必ずチェックを入れておきます。重要度やフラグは、使わないのでチェックを外します。メールを開くときは、選択してWクリックします。件名や送信者・添付の有無・メールのサイズなどを確認して、怪しいメールは開く前に削除ボタンで削除します。感染パソコンが自動的に送ったウイルスメールは、送信者欄がメールアドレスそのものになっています。また、件名も英文であったりRe:(返信の意味)だけになっていたりします。メールだけでなく、インターネットの閲覧でも感染することがあるので、対策済みのブラウザにアップしておきましょう。

アドレスなどのリンクを挿入する

 メールの本文中に、ブルーのアンダーラインでURLやメールアドレスのリンクを埋め込むことができます。これは、半角で正確に書けば自動的にリンクになります。このとき注意するのは、リンク表示の両側を、改行や半角のスペースで切ることです。文章と繋がると、ブルーのアンダーラインが意図しない範囲まで伸びて、正確なリンクになりません。http://があったり@(アットマーク)があると、自動的にリンク表示になります。アドレスなど長い文字列の場合は、自動改行で切れてしまうこともあるので、なるべく行頭から書きましょう。また、改行で切れてしまったアドレスは、メモ帳などにコピー・貼り付けして繋いでからコピーしなおします。自動リンクの様子は、メール作成画面では分かりません。送信トレイにおいたものを確認します。

Hotmailのアカウントを設定する

 Ver5以降では、HotmailをOutlookExpressで送受信できます。こうすると、オフラインで使えるので大変便利です。ツール・アカウントで右上の追加ボタンをクリックします。ウィザードが起動するので、表示名を入れ、次へボタンをクリックします。すでにHotmailのアカウントを取得している場合は、そのアドレスを入れ、次へボタンをクリックします。このページに、「新しいアカウントを作成する」というチェックボックスとHotmailの選択肢が見えますが、これは使いません。Hotmailのアカウントを持っていない場合は、インターネットに繋いで登録してから、設定します。ここでやると、めんどうです。ホットメールのアドレスが入ると、次の画面にはサーバーの種類・プロバイダ名が入っているので、そのまま次へ進みます。パスワードを入れて、次へ進むと自動的に接続され、受信トレイなどのコピーが始まります。コピーが完了すると、フォルダ一覧にHotmailのものが表示されます。これで、Hotmailに繋がなくても、OutlookExpressだけで送受信できるようになります。

別の接続で送信する

 プロバイダー系のメールは、自分のアカウントで接続しているときでないとメールが送れません。携帯や、ネットワークで別のルートでインターネットに接続していると、受信はできても送信できないのが普通です。これは、メールの仕組みがそうなっているからです。メールパスワードは受信のためのものであり、これがあれば受信はどこからでもできます。しかし送信には、パスワードは無いので、不正利用されないよう、プロバイダー系のメールは、インターネット接続時のIDとパスワードでチェックしています。これでは不便なので、最近は受信時のチェックが通ったら、その後数分間は送信のチェックを外す方式が採られています。これが、「受信した後で送信する」方式です。しかし、多くのメールソフトは、「送受信」のときに、送信してから受信しています。OutlookExpress5は、送受信ボタンの右の▼を開くと、送信・受信が別に選択できます。先に、受信を実行しその後に送信すれば、別のアカウントで接続していてもメールが送れます。PHSや携帯でモペラに接続しているときにも、この方法で受信だけでなく送信もできます。ただし、「送受信が完了したら切断する」オプションは外しておきます。いったん切って接続しなおすとメールサーバーは閉じてしまいます。

別の接続で送信する その2 (POP before SMTP対策)
 OEのツールメニューのアカウントを開き、追加をクリックして、同じ内容のアカウントをもう一組設定します。次へをクリックしていくと、最初の登録内容が入っているのでそのまま次へです進めます。完了までいったら、アカウントのリストの下にある方を選んで、「規定に設定」ボタンをクリックして標準にします。
 こうすると、同じ2つのアカウントを実行しますが、メールは後の方で作成してあるので、最初は送信されません。2番目のアカウントを実行するときに送信されるので、POP before SMTP方式のシステムでも「送受信」できます。これなら、「送受信が完了したら切断」をチェックしても大丈夫です。もし送信エラーが出たら、標準を入れ替えてください。通常は、リストの上から順に実行されますが、登録名によって逆になることもあります。

自動改行

 メールを書くときに改行をどうするか迷います。変な場所で無駄に改行したメールは読みにくいものです。通常は、受け取る人のメーラー(メールソフト)の窓の大きさで、折り返されます。まったく改行しなくても、見る側で折り返してくれればよいのですが、メーラーによっては折り返さないものがあるので、OE5では初期設定で、76文字(全角38文字)で改行を入れて送信します。この改行と、自分で打った改行が重なり、読みづらくなってしまいます。自分では改行しないで自動改行に任せるなら、改行の設定は30文字(半角60文字)くらいが適当です。反対に、改行は自分でするなら、自動改行の設定を無しにするか最大にしておき、自動で改行されないうちに自分で改行を入れます。OE5では、最大68文字(136文字)にすることができます。この設定は、ツール・オプションを開き、送信のページのテキスト形式の設定にあります。
 自動改行をまったくさせないようにするには、レジストリファイルをいじる必要があり、あまりお勧めできません。レジストリの書き換えは、自己責任でやってください。
[HKEY_CURRENT_USER\Identities\{****}\Software\Microsoft\Outlook Express\5.0\Mail]
  Message Plain Character Line Wrap
エントリー"Message Plain Character Line Wrap"を右クリックして値を"0" に変更します。

受信メールを分類する

 受信トレイを開いて、ファイル・新規作成・フォルダで、受信トレイにフォルダを作成します。ここに、メールをドラッグして移動できますが、自動的にメールを分類してくれる機能があります。特定のアドレスから送信されたものや、複数アカウントを登録してあるときには、ルールを決めて移動やコピーできます。メッセージ・メッセージからルールを作成を実行し、ここで1・2・3の手順で設定します。1の条件、2のアクションは、チェックをつけるだけですが、3のフォルダの指定はリンクのアンダーラインをクリックして設定します。詳しい説明は、ここをクリックして下さい。

メールのバックアップとインポート

 メールを別の場所にバックアップしたり、パソコンを新しくしたときに古いパソコンのメールを新しいパソコンにインポートするには、メールのデータを取り出します。トレイのデータは、拡張子mbxのファイルになっており、これは1通ずつのメールデータでなく、データベースの形にまとまっています。OutlookExpressのバージョンや、OSの種類、インストールの状況によって、ファイルの場所は一定ではありません。検索で、*.mbxを探し、場所を確認して下さい。これらが、OutlookExpressという名前のフォルダにまとまっています。これをそのままコピーし保存しておけば、メールすべてがバックアップできます。ただし、OutlookExpressというフォルダは他にもあるので、mbxで探して下さい。受信トレイ.mbxなどのファイルが見つかります。これらが入っているフォルダです。OSでユーザー別設定ができるようになってから、大変複雑な場所に入るようになりました。これをインポートする手順は、ここを見て下さい。

1回5円でメールチェック

 KDDの市外通話を利用すると、6秒1円で課金されます。メールの送受信は、ISDNを使えば数秒で終わるので、1円分しかかかりません。以前は1円の請求でしたが、さすがに1回の請求が5円からに改定されたので、5円より安い課金はなくなりましたが、30秒以内なら5円で済みます。これなら、モデム接続でも使えるかもしれません。メール接続用に、ダイヤルアップを作成し、電話番号を局番無しの001市外局番市内番号に設定します。市内でも市外の設定にします。ツール・アカウントを開き、プロパティ・接続を開いて、使用するダイヤルアップを変更します。こうすると、メールチェックは1回5円でできます。10円払って1日1回チェックするより、5円ずつ2回に分けてチェックする方が良いですね。常時接続でない場合は、こんな工夫で通信料を節約できますが・・。