WindowsXpでは

WindowsXpを使う条件:

大きくなったメニューは、800×600のSVGAでは狭すぎます。ディスプレーは、1024×768のXGA・16ビットカラー以上が標準です。このため、ブラウン管なら17インチ以上・できれば19インチ、液晶でも15インチは必要です。フロッピードライブのかわりに、CDRWドライブは必須でしょう。そして、ADSLなどのブロードバンド環境も必要です。これは、Xp以降安定したWindowsUpdate(インターネットによる、ソフトの更新)を利用するためにも、欠かせない環境です。
 OSのみのバージョンアップはしない方が良いでしょう。WindowsXpには、1.5GHz以上のクロックのCPUが欠かせません。2002年以降のパソコンでないと、OSをXpにアップしても満足に動かないと思います。

WindowsXPが捨てたもの:

新しい環境に入るため、Xpではこれまでの習慣をいくつか捨ててきました。ソフトウェアなどは、極力互換性を保つため「プログラム互換性ウィザード」なるものも用意されています。しかし、これでも動かないものもあります。また、プリンターやモデムなどのドライバーソフトは、基本的にはXp専用のものが必要になります。メーカーのインターネットサイトを検索しても見つからない場合は、使うのを諦めるバージョンアップする必要もあります。

専用ポート:これまでのパソコンは、プリンターは専用のシリアルポートに、キィボードやマウスはそれぞれ専用のPS2ポートに接続していました。Xpでは、基本的にすべてUSBポートに接続します。Meまでは何かとトラブルが多かったUSBポートですが、Xpからは(というより新しいパソコンでは)安定して使えます。また、USB2.0という高速のポートが標準になりつつあります。USBが使えないプリンターなどは、使えないこともあります。

PCIバス:ネットワークボードや内蔵モデムなどの増設ボードを取り付けるためのポートも、ノートパソコンのカードポートに統一されるようです。LANボードなどは、標準でマザーボードに組み込まれるようになりました。

フロッピードライブ:もはやフロッピーディスクは過去のものになりました。1.4MBでは、使い道もなくなっています。OSの再インストールも、CDからの起動が標準です。

16ビットアプリケーション:古いソフトは一部動かなくなります。ソフトウェア資産を生かすため、原則として互換モードで動かせるようにはなっていますが、やはり動かないものもあります。プリンターやモデムのドライバーも、Xp対応のものが用意されていないと、使えなくなります。これは、互換性を重視して古いものを引きずるよりは、切り捨ててより快適な環境を作るためでもあります。お気に入りのソフトで「プログラム互換性ウィザード」で設定しても、使えなくなったものがいくつかありましたが、諦めることにしました。

トラブルの元になった使い方:

Xpでは、これらを廃止していく工夫が採られています。パソコンを安全に快適に使うためには、問題の起きやすい使い方をしないようにすればいいのです。これまでのようにも使えますが、なるべく新しい使い方に慣れるようにしましょう。

 Wクリックで開く右クリックのメニューでしたいことを選ぶ

ファイルのアイコンをWクリックすると、これに関連付けられたアプリケーションが起動し、編集が可能になる、という一見便利な機能も、実はトラブルの元になっていました。ファイルの中には、開いてはいけないものや開けないものもあります。また、何が起こるか分からないプログラムもあります。何がしたいのか、目的もないままWクリックして自動起動させることは、むしろトラブルの元になります。右クリックのメニューを開いて、何をしたいのか選ぶ、という使い方が正しい使い方です。Xpでは、画像ファイルはWクリックしてもペイントなどの編集ソフトは起動しません。中身が見えるだけのビューワーという表示ソフトが起動するようになっています。
マイコンピューターをWクリックで開き、コントロールパネルをWクリックで開いたり、マイネットワークをWクリックで開くという操作も、廃止したいようです。初期設定では、デスクトップにこれらのアイコンはありません。基本的には、すべてメニューを(シングル)クリックして進めるような設計になっています。

 デスクトップに保存する→マイドキュメント・マイピクチャー・共有フォルダなどに保存する

←デスクトップに、全く同じ名前のファイルが2つ存在しています。

「デスクトップに保存」は、パソコン(のハードディスク)に保存する場合の基本でした。「デスクトップ」というのは、ハードディスク内の特別なフォルダで、ここに保存したものはアイコンとしてすぐに見えます。先ず、デスクトップに保存するのが、今までは基本でした。Xpでは、「デスクトップ」というフォルダが複数あります。ユーザー毎にあるだけでなく、All userという共通のデスクトップもあります。これが重なって見えるため、デスクトップは二重構造になっていて、同じ名前のファイルがデスクトップに複数存在してしまいます。複数ユーザーが使う環境でなくとも、混乱する元になります。専用のフォルダを作るか、指定されたフォルダに保存していくようにした方が良いでしょう。今後は、なんでもかんでもデスクトップに置く使い方は、改めた方が良い習慣のようです。

標準になったもの:

以下のものは、標準で入っている機能です。ソフトやドライバのインストール無しで使えます。

1.USB接続のメモリーリーダー

デジカメなどのメモリーをUSB接続で直接読むためには、ドライバのインストールが必要でした。Xpでは、これは標準で用意されているので、機器を繋ぐだけで使えます。

2.CDR(W)書込みソフト

Xpには、書込みソフトが標準で入っています。しかし、これで書き込んだCDは、どのパソコンでも読み出しは可能です。しかし、同じXpのソフトでないと追記ができません。ドラッグ&ドロップで書き込めたり、使い勝手は良いのですが、他のCDRソフトで追記するのなら専用の書込みソフトが必要です。

3.ADSL接続ツール

FletsADSLなどで使われているPPPoE接続のためには、以前は「接続ツール」などのソフトを使いましたが、Xpではこれは標準で入っています。

4.FAXソフト

モデムさえあれば、FAXソフトは不要です。これは、Windows95時代では標準だった機能が、Xpになって戻ったようです。ただし、最初の段階ではインストールされていないので、使う前にアプリケーションの追加と削除で、windowsコンポーネントからインストールします。

5.圧縮ソフト

Meからzip形式の圧縮解凍ソフトが標準で組み込まれました。「圧縮フォルダ」という考え方で、zipファイルはフォルダのように扱われます。lzh形式などには対応していないので、これらの解凍はできません。

6.TCP/IP印刷

ネットワークプリンターで使うプロトコルが標準で入っています。これまでは、ネットワークに単独で繋がったプリンター(ネットワークプリンター)を使う場合は、プリンタドライバの他にネットワーク印刷のドライバが必要でしたが、Xpではこれも標準で入っています。

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