プログラムファイルとライブラリファイル

 アプリケーションで開くファイルは、役者の台本のようなもので、特定のアプリケーションが担当して開きます。これに対し、プログラムそのもののファイルは役者自身であり、開くというより実行するためのファイルです。これを、実行可能(executable)ファイルといい、その拡張子からexe(エグゼ)ファイルと言います。このexeファイルは本体と部品に分かれており、部品は他のソフトと共用できるものもあります。ダイナミック・リンク・ライブラリという種類から、dllの拡張子がつきます。これらのファイルは、単独で動くことはなくexeファイルを起動したときに呼び出されて使われます。exeファイルも、dllファイルが存在しないと動けません。exeファイルが動くために、必要なdllファイルを用意し、指定の場所に納めることを、アプリケーションのインストールといい、複雑な処理をするので、インストール専門のプログラム(setup.exe)を使って登録します。exeファイルだけコピーしても、プログラムは動きません。シンプルな「メモ帳」でも、SHELL32.dll KERNELL32.dll USER32.dll Gdi32.dll comdlg32.dll ADVAPI32.dll の6つのdllファイルが使われています。

アクセサリのメモ帳は、Notepad.exe が正式名称で、CドライブのWindowsフォルダにあります。これを動かすためのdllファイルは、Windowsの中のsystemというフォルダにあります。systemフォルダには、こうしたdllファイルが2000件近く入っています。これらのファイルは、場所を移動することも、名前を変更することも、無論削除することもしてはいけないものです。Notepad.exeを直接Wクリックすればメモ帳が起動しますが、dllをWクリックすることはできません。実際には、本物のexeファイルも危険なのでWクリックはしません。身代わりのショートカットアイコンを作って、これを使います。これらのファイルに直接触って欲しくないので、Windowsフォルダやsystemフォルダを開こうとすると警告画面が出るようになっています。

  setup.exe は、アプリケーションのインストールプログラムとして、共通の名前で使われます。CDなどで自動でインストールソフトが起動しない場合は、この名前のアイコンを探します。

その他のexeファイル:exeファイルはプログラムなので、知らないものをWクリックしてはいけません。特に、メールで添付されたファイルがexeファイルの場合は、悪質なウイルスであることが多いので注意する必要があります。添付したりインターネットでダウンロードするファイルは、容量を減らすために圧縮ファイルになっている場合がありますが、これを解凍するソフトを持っていない人のために、解凍ソフト付きの自動解凍ファイルとしてexeファイルが使われる場合があります。この場合は、実行するといくつかのファイルに展開されます。展開されたファイルの中から、Setup.exeを探して実行し、インストールする場合もあります。

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