自動起動ソフトとシステムリソース

 Windowsでは、マルチタスクと言って複数のプログラムを同時に実行できる機能があります。このため、部品化されたプログラムを同時に実行することによって、プログラム資源を有効に使うことができます。しかし、同時に実行するプログラムが増えると、「システムリソース」が消費し、不安定になることがあります。無駄にたくさんのプログラムを起動しないで、不要なものは停止する方が安全です。エクセルやワードなどの大きなアプリケーションを起動したまま(最小化しても同じ)、新たなウインドウを開いていくことは、リソースの減少を招きパソコンを不安定にします。車で言えば、リソースとはエンジンの出力のようなものです。走るために使う馬力が、空調やヘッドライト・オーディオ・パワーステアリングなどにも使われています。これらの残りで走ることになりますが、馬力の残りが少なくなれば坂道でエンストしてしまいます。

リソースを確認するには
マイコンピューターを右クリックし、プロパティを開き、パフォーマンスのページを開きます。

 

左の図(一部拡大)で、システムリソースが56%空き(残り)と分かります。アクセサリ・システムツールに「リソースメーター」というプログラムがあります。これを起動すると、画面の右下(タスクトレイ)の緑色のメーターが表れます。これを見ても、残りが半分くらいと分かります。更に、このめーたーをWクリックすると右上のリソースメーターが表れます。リソースメーターを起動すると、今どれくらい馬力が残っているか分かりますが、これも実はリソースを食います。起動直後でシステムリソースが54%というのは、少ない方でほぼ最低限です。この状態で、アプリケーションを起動していくと、もっと減っていきます。これが0になったら、エンスト(パソコンが止まったり、不安定になる)します。パソコン起動直後に、最低でも50%以上は残っていて欲しいものです。快適にきびきび走らせるには、70%以上は残っていた方が良いでしょう。

自動起動ソフト・常駐ソフトとは
 自分で起動したアプリケーションの他に、パソコンが起動したときに自動的に実行されたままになるものもあります。これらが起動していることを示すものが「タスクトレイ」のアイコンです。常駐ソフトといいます。これが多いほど、リソースは減ります。パソコンがデラックスになるにつれ、いろいろな機能を使うための常駐ソフトが増えてきています。プリンターやスキャナーなどをインストールしても、専用の常駐ソフトが起動しっぱなしになります。便利な機能は、それなりにパソコンのパワーを食うのです。ちなみに、これらを増やすのに、RAMメモリーの増設は役に立ちません。図では127MB(128MB)のRAMがあることが分かりますが、これでパソコンの馬力は上がりません。パソコンを軽くするには、不要な常駐ソフトを止め、負荷を軽くすることを心がけましょう。

システムリソースを減らさないように
 1.使っていないウインドウはこまめに閉じる。
 (ウインドウを複数開いて仕事をするのは、windowsらしい使い方ですが、それも限度があります。)
 2.スクリーンセーバーは使わない。
 (こんなものを有り難がるのは初心者です。省エネは、ディスプレーの電源管理で!)
 3.デスクトップにアイコンをたくさん置かない。
 (特にアイコンの自動整列をさせない設定で、たくさんのアイコンを散らはせるのはダメです。)
 (買った時から一度も使わないショートカットは、ゴミ箱に捨ててください。)

 4.「ながら」使用をやめる。
 (インターネットを開きながら・・、CDを演奏させながら・・、TVを見ながら・・)
 5.壁紙は質素なものにする。
 (色数の多いもの・高画質な写真・HTML形式の壁紙などは、以外にリソースを食います。)
 6.電源を入れたままにしない(休み時間には、終了させる)。
 (起動している時間が長いと、リソースは減ってきます。時々終了させ休ませましょう。)
 7.画面の色数を16ビットカラーに減らす。
 (画面のプロパティを開いて、詳細設定で色数を16ビットカラーを選択し、指示に従って再起動させます。)

*本来これらはWindowsの便利な(贅沢な)使い方ではあります。特に問題が生じなければ、1から5は気にしなくて結構です。しかし、トラブルが多い場合は検討してください。自分の使っているパソコンの限度を超える贅沢は、事故の元になります。

不要な常駐ソフトを止める
使わない機能のために無駄なリソースを消費することはありません。止めたり、起動させないようにすればいいのです。ソフトが自動で起動する設定は、主に2通りあります。

1.スタート・プログラム・スタートアップを確認する

 ここが「なし」になっている人は少ないと思います。ここにあるものが、パソコンの起動時に実行され、多くはそのまま常駐します。ワードや一太郎などのアプリケーションは、インストール時にスタートアップにプログラムを登録します。これは、スタートが早くなるように半分起動させておくようなものです。メニューの項目上で右クリックし、削除して下さい。officeやfindfastなどは、全く不要です。一太郎も同様です。削除した後、パソコンを起動し直してリソースを確認して下さい。もし、具合が悪くなるようなら、ゴミ箱からアイコンを戻し、スタートボタンを右クリックしてエクスプローラーを開き、スタートメニュー・プログラム・スタートアップを開いて戻して下さい。

2.msconfigを起動して、手動で停止する

 1を飛ばして、最初からこれを実行しても良いのですが、ここでは必要なものでも削除できてしまうので、「常駐ソフト」を理解してから実行して下さい。スタートボタンをクリック、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。ファイル名に半角で、msconfig と入れOKします。

スタートアップのページを開きます。ここにあるものがすべて自動起動しています。中には必要なものもあるので、すべてを止めてはいけません。以下のリストは、使っている人以外は止めて構わないものです。使っている人は、使っていることを知っているはずです。

CriticalUpdate  Windows Update 重要な更新の通知
Microdoft  Office Startup MS Office スタートアップ
FindFast  MS Office ファイル検索高速化プログラム (停止を推奨)
RealTray  リアルプレイヤーツール、RealPalyer の設定で無効化可能
JSクィックサーチファイル自動更新  JustSystem のファイル検索用高速化プログラム
Office8 スタートバー  JustSystem 社 Office 8 のランチャー
Adobe Gamma Loader.exe  Adobe の画面調整機能。停止を推奨
ConfigSafe  SystemSoft 社のシステム状態のスナップショットを取るユーティリティ
HatchInside  インターネット番号で Web サイトにアクセスするツール
newsupd  Creative 社のドライバに付属するスパイウェア

これらがあったら、チェックを外しOKして再起動します。

ノートパソコンの場合、特にリソースが減った状態で起動するものがあります。また、メーカーによって、独自の追加機能のためにリソースの残りが少ないことがあります。msconfigで停止させる場合は、マニュアルを良く読んでから実行して下さい。起動時に70%以上のリソースが空いていれば、まずまずです。40%台の人は、工夫してみて下さい。そのままだと、しょっちゅう止まってしまうはずです。


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